横浜市長選のトラブルについて

 衆議院議員総選挙と同日に行われた横浜市長選挙で集計遅れが発生したようだ。
 http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090831/elc0908311924132-n1.htm
 私も横浜市鶴見区選挙管理委員下の投票所でちょっとしたトラブルにあった。

 8月30日指定された投票所に到着し、本人確認のため受付で"投票のご案内"を提示すると"ご案内"に印刷されていたバーコードをスキャンされた。
 「ほほう、名簿確認の手間を効率化したのだな」と考えて待っているとどうも様子がおかしい、正常に処理されていないようだ。受付の係員は焦って何度もスキャンするが結果は思わしくない。やがて諦めたのか隣の係員と少し話した後、彼女は「まいっか」とつぶやき私の名前を確認して"ご案内"に割り印を押した。どうやら同様のトラブルが多発しているようだ。
 そして順路に従い投票の受付に"ご案内"を提出すると「市長選挙の投票用紙となります」と言って私に市長選の投票用紙を渡そうとする。
 「ちょっとまって、俺が市長選に投票できるの?」
 実は私は7月に引っ越ししていて横浜市民ではなくなっていたのだ、しばらくもめていると選挙管理委員らしき人がやってきて私の"ご案内"を確認した後「衆議院選挙と最高裁国民審査のみお願いします」と答え、机の上に乗っていた"ご案内"の束を大急ぎでチェックし始めた。俺が突っ込まなければ市長選に対する投票権が無い人間が一票を投じていた事になる。

 以下に状況から予測される問題点を簡単に記す。

1. バーコードで名簿管理されていたのは横浜市長選の投票権をもつ者のみだった。
2. 1.にも関わらず全ての投票者の名簿確認を一つの受付のみで処理していた(市長選に参加しない者の受付手順の提示、および確認は無かった。)
3. 1.にも関わらず、全ての"ご案内"にバーコードが印刷されていた。
4. エラー時の処理が未指示、若しくは徹底されていなかった。(受付時のエラー発生時に責任者を呼ばなかった)
5. 受付を完了し割り印が押された"ご案内"の確認、回収は市長選投票用紙の配布場所のみで行われていた。
6. 5.の為に厳密には衆議院選挙と最高裁国民審査の投票権を持つかの確認は行われていない。

 以上、まとまりが無いが今回の選挙で経験したことを取り急ぎ記しておく。