産経新聞ってやつは…

 とりあえず、携帯からなので簡単に。
 産経新聞の今日の1面のPLCの記事。冒頭のまとめに「ブロードバンドの選択肢がまた一つ増えることになる。」て、結んでいるくせに。記事中には「次の課題は屋外利用だ。」って

ぜんぜん、増えてへんやん。ブロードバンドの選択肢 orz

全く、ええ加減な事書きおってからに。
 ネット版:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/it/8409/

さらに突っ込みどころ

 家に帰ってから更に突っ込んでやろうと思っていたら会社に新聞忘れた。まあいい、思い出せる事として光ファイバーと同等な速度光ファイバー並みに高速大容量」って書いてあったけど
 それは無理
 同じ速度が出るって言うのは同一条件じゃ無いと意味が無い。

  1. 単純に電線と光ファイバーを比較しても光ファイバーの方が伝送できる情報量は圧倒的に多い。(周波数域の違い)
  2. 光ファイバーは電話線のように交換局から各戸に引かれている、電力線はそうでは無い。もし戸外で使えるようになっても電柱の上の電線にPLCを導入したら同じ電力系に乗っている各戸で帯域を分け合う事になる。光ファイバーを電柱まで引いてラスト1マイル(引込み線)からPLCを使うのであれば借家とかで新たにファイバー引け無い場合に意味があると思う。でもこれで光ファイバー比較するのはアンフェアだろう。それに電柱まで光ファイバーを引っ張ってくるならそこからADSLやSDSLと言う方法もあるはずだ、電力線よりは電話線のほうが条件はいい(そういえば何でやらないんだろう、交換局から引っ張ってくるより距離による減衰量のばらつきが少なくなるはずだが)。
  3. 宅内配線に限定しても、LANケーブルより遅いくせに光ファイバーと同等なんて言えない。大体宅内でもコンセント毎に電力線が分かれているわけじゃないからもろのCSMA/CD形式以外にやりようが無い気がする。やっぱり帯域分け合っちゃうよなぁ、スイッチングHUBとか入れるわけでもないし。分電板の中にコンセントへの配線事にブロッキングフィルタ入れて更にPLCモデム置いてSWハブを置けば可能だけどそこまでやっちゃうとちっともお手軽じゃないし。

 なんか、他にも突っ込みたいが飽きたのでここら辺で終わる。
 ちゃんと、コンセントに接続するだけで通信できると言うメリット(これはさすがに記事に書いてあった)があるんだからそこだけ書いとけばいいのになんで「光ファイバーと同等光ファイバー並みに高速大容量」とか変な事書いちゃうのかねぇ。

修正と追記

 060705 会社に忘れてきた新聞を持って帰ってきたので再確認。文章の記憶に頼っていた部分を修正。
 060715 SWハブの下りが分かりにくかったので修正

以下愚痴

 大体、もう今更だしこの文章中で私も転送量が多い=ブロードバンドって書いちゃっているけど。ブロードバンドって別にデータの転送量とは関係ないよな。対義語はベースバンドなんだし、ハァ。